法人理念
誰もが地域社会の中で自立した人間(ひと)として暮らすこと
一人ひとりが大切にされ、その長い生涯が支えられること
札幌この実会とその職員は、寮生の皆さんが地域社会の中でじりつ(自律、自立)した人として暮らせるように手伝います。
施設の中だけでなく、社会の中での普通の経験を提供します。(街中、店、公共交通機関、支払い、ほか)
困った時の経験も含めて、さまざまな経験ができるよう配慮します。
寮生のみなさんに意思や好みがないと勘違いせず、自己選択・自己決定を奪わないようにします。(衣類・靴などの買い物、食事、余暇、ほか)
ただし、「自己決定」を盾にした支援の放棄にならないようにします。
ご本人ができることは時間がかかってもしてもらい(任せきりにはせず、職員が見守ります)、できそうなことは時間がかかっても見守り、できないことは手伝います。(できそうなこと・できないことはこの先にできるようになるように、職員が補助具などを工夫したり、ご本人が挑戦する機会を奪わないようにします)
安全管理、健康管理は職員の責任で行います。
集団での暮らしや活動の仲であっても、全員同じにすることを当然とせず、寮生のみなさん一人ひとりの違いにその人らしい適切な活動を提供できるようにします。
札幌この実会の職員は、寮生の皆さんを大人(成人)として尊重した接し方をします。
呼び方は、「苗字(略さず)」に「さん」をつけます。
- 自分より年下であっても、大人(成人)に対して「~ちゃん」という呼び方はしません。
- ご本人に対してだけでなく、職員同士の会話で寮生のみなさんのことを言う場合も「苗字+さん」です。
呼び方だけでなく、言葉遣いも、上から目線な命令口調での物言いはしません。
- 寮生のみなさんより職員の方が上だというような勘違いをしないようにします。
- ご本人が遠くに居る時は、大声で呼びつけたり、叫んだりするのではなく、職員の方から近寄って話しかけます。
なぜ職員は、そのような呼び方や言葉遣いをするのかを、職員同士で研修します。
- 障がいがあることが、人として低いということや、子ども扱いしてよいということではないということ。
- 職員は先生ではなく、寮生のみなさんより偉いわけでもないということ。
- 寮生のみなさんは、札幌この実会に利用料を支払って福祉サービス(日中活動やグループホーム)を利用していて、札幌この実会とその職員は、個々の契約に見合った福祉サービスを提供しなければならない、ということ。
寮生のみなさんの活動などに関する情報については、その尊厳を尊重して、ご本人に伝えます。
- 余暇や行事、通院などの予定は、職員だけが知っているのではなく、ご本人に前もって伝えます。
- やむを得ず予定を変更する場合も、前もってご本人に伝えます。
寮生のみなさんの安全と健康は、札幌この実会とその職員の責任で守ります。
寮生のみなさんができることでも、ご本人に任せきりにはせず、職員が見守ったり、確認したりします。
- 建物内、敷地内や外出先での事故がないようにします。
- 車での事故を起こさないようにします。
- 薬を間違えたり、落としたり、忘れたりしないようにします。
仕事中は、慣れに流されず、その都度緊張感を持ち続けます。
- これまでにどんな事故があったのかを勉強します。
- 起こし得る事故を想定し、その事故を自分が起こさないように、具体的な予防策を実行します。
- それでも事故を起こしてしまった時は、次の事故を起こさないために、その原因と責任をうやむやにしないで、はっきりさせます。
札幌この実会とその職員は、寮生のみなさんの財産を大切にします。
寮生のみなさんの金銭を大切にします。
- 「日常諸費」として法人本部とやりとりする金銭は、法人や事業所のものではなく、ご本人の財産であることを忘れないようにします。
- ホーム小遣いやジュース代などを扱うときには、ご本人の財産を預かっていることを忘れず、過不足や不明金の出ないようにきちんと取り扱います。
寮生のみなさんの私物を大切にします。
- 古くなったり傷んだりして処分が必要な場合は、勝手に処分せず、ご本人の同意を得ることはもちろん、保護者にも確認してもらいます。
- 新しく買う場合は、ご本人の身体のサイズに合ったものであることはもちろん、ご本人の年齢や好みに合ったものを買えるようにします。(ご本人同行が基本)
札幌この実会とその職員は、寮生のみなさんの保護者とのつながりを大切にします。
普段からの保護者とのやり取りに緊張感を持ちます。
- 保護者からの連絡は、担当職員や上司にきちんと引き継ぎ、抜けや漏れが生じないようにします。
- 保護者への報告や連絡を丁寧に行い、誤解が生じないようにします。
- 職員が個別の保護者と接する機会を、事業所として作ります。(個別懇談、家庭訪問、入院先等訪問、ほか)
保護者の思いをできるだけ引き出したり、汲み取ったりすることができるようにします。
- 窓口を明確に(サービス管理責任者、ホーム担当)し、保護者が思いを伝えてきたり、相談してきたりしやすいようにします。
- 事業所側や職員側から伝えるだけでなく、こちらから保護者の考えや思いを尋ねるようにします。
札幌この実会の職員は、寮生のみなさんの思いや喜びを共有し、よき支援者になります。
職員の仕事は、「法人理念の実現に向けて、寮生のみなさんの暮らしと活動の質を良くすること」であることを、上司や先輩から、部下や後輩に伝えていきます。
- 寮生のみなさんの暮らしや活動の質を良くするという視点での判断、決定を上司や先輩が示します。
- 寮生のみなさんの暮らしや活動の質を良くする努力をしている職員を、上司や先輩が認めるようにします。
札幌この実会の職員は、個人や一部でそれぞれにではなく、組織としてつながりがあい、重なり合って仕事をします。
上司や先輩は、部下や後輩に仕事を任せきりにせず、具体的な指示をしてチェック・アドバイス・フォローをします。
部下や後輩は自分や自分たちだけで勝手に判断・行動せず、上司や先輩に報告・連絡・相談・確認をします。
指示・チェック・アドバイス・フォローや、報告・連絡・相談を重ね合うことで、抜けや漏れを防ぎます。
札幌この実会のすべての職員が、法人理念の実現という同じ方向に向かうためにⅠ~Ⅶのことを実施します。
実行するために、具体的な仕組みやルールが必要であれば、それを作って、全ての職員で守ります。
うまく実行できなかったり、実行の仕方がわからない職員がいれば、上司や先輩から教えます。
実行しない職員がいれば、上司や先輩から、その都度個別に指導をします。
支援力向上のため、研修を随時行います。そして、研修の内容を職員全員に周知できるよう、徹底します。